写真・カメラの基礎知識

このコンテンツは、写真カメラの基本的な知識や撮影テクニックなどを初心者の方にもわかりやすく解説することを目的としています。
内容に不明な点やおかしな点があればコチラまでメールにてお知らせください。


前へ TOPページに戻る 「写真・カメラの基礎知識」目次へ 次へ

第7回 撮影から現像・プリントまで  更新日(2004/12/1)


 お気に入りのカメラも購入し、いよいよ「撮影」に入ります。ですが、写真は撮影して終了ではありません。フィルムやデジカメに記録させた画像を「現像」して、見える形に「プリント」しなくては意味がありません。「写真を撮る」という作業を完結させるには、大きく分けて3つのプロセスをなぞる必要があります。(下表参照)

1.撮影する カメラで撮影し、フィルムや画像データとして貯めこみます。
2.現像する 撮影したフィルムや撮りためた画像データを目に見える形(写真)にします。
3.プリントする 現像された写真を好みの大きさに引き伸ばしてプリントします。

 では、それぞれのプロセスについて、さらに詳しく見てみましょう。

1.撮影する

 撮影しないことには何も始まりません。バシバシ撮影しましょう。ですが、撮影に出かける前に、以下の点にご注意ください。
  
   ・電池は入っていますか?また残量は十分ですか?
   ・フィルムや記録メモリーは入っていますか?残り撮影枚数は充分ですか?


 笑い話かもしれませんが、非常に重要なことです。私は風景写真をよく撮るため、山の中とか人里はなれた湖とか不便な場所に出かけます。当然コンビニなどなく、事前にこれらの確認を怠ったばかりに撮影が出来ずに、悔しい思いをしたことが、恥ずかしながら過去何回かあります。できれば予備の電池やフィルムなどは多めに持っていくことお勧めします。すばらしいシャッターチャンスに巡り合えた時に、「電池切れ」なんて一生のトラウマになりますよ。(笑)

2.現像する

 撮影した写真は、そのままでは「潜像」としてフィルムに記録されているだけで、像として確認することができません。撮った写真は「現像」しないと意味がないわけです。これはデジタルカメラでも同様です。ただ、デジタルカメラの場合は、カメラの内部で自動的に現像までのプロセスを終了させているため、すぐに画像を確認することが出来ますね。したがって、デジタルカメラの場合は、「現像」のプロセスを省略できます。しかし「RAW」と呼ばれるフォーマットで撮影した場合は、パソコンで「現像」処理を行う必要があります。
 
 さて、話をフィルムに戻します。撮影済みのフィルムは完全にパトローネに収納された状態のはずです。これを「ラボ」と呼ばれる場所にあずけて「現像処理」を依頼する形になります。自宅で現像することも可能ではありますが、専門的な知識や技術、機材が必要なため、ここは素直にラボに預けましょう。しかし、一口に「ラボ」といっても、コンビニやクリーニング店でも取り扱ってる場合もありますし、大手チェーン店など実に様々な場所で取り扱っています。実は、それぞれのラボには特徴があり、このラボの選択で、最終的な写真の仕上がり大きく変わってきますので、下にそれぞれの特徴をまとめてみましたので、参考にしてください。
※ちなみに「DPE」というのは「現像(Development)」と「焼付け(Printing)」、「引き伸ばし(Enlargement)」の頭文字をとったもので、一般に「DPE店」なんて呼ばれていますが、やってることは「ラボ」と一緒ですので、気にしないでください。

・ミニラボ  暗室がなくても現像のできる機械を置いてあるラボです。その場で現像ができるため、「スピード仕上げ!」とか「30分仕上げ!」等の看板がある店はこちらに該当します。長所は早く仕上がることですが、写真にあまり詳しくない人が現像処理を行う場合もあり、仕上がりにバラツキが多いのが欠点です。いくつかのお店を探してみて、お気に入りのラボを作っておくといいですね。
・機関ラボ  感材メーカー管轄の大型現像所です。店頭で集められたフィルムをここで現像します。そのため、預けてから仕上がりまでに1日〜2日かかることもありますが、徹底された品質・色の管理がなされていますので、仕上がりは安定しています。
・プロラボ  主にプロの方が利用されますが、もちろん一般でもフィルムを預かってくれます。料金も若干高めですが、さすがプロの方の現像ですので、品質は高いレベルで安定します。欠点は絶対的に数がすくないことと、時間がかなりかかってしまうことですね。郵送でフィルムを受け付けてくれるプロラボもありますので、日ごろのプリント品質に飽きてきたら、一度利用してみるのもいいかもしれません。


 最近では、昔ほどラボによる差は出なくなりましたが、それでも違いはありますので、早く、ご自分のお気に入りのお店を見つけてください。私の場合は近所のクリーニング店に預けます。ネガフィルム現像550円で同時プリントは0円、時間はかかりますが、仕上がりには満足しています。
 一つ注意点を、プロラボはあまり関係ないことですが、ミニラボや機関ラボではそのラボが扱っている感材メーカーのフィルムを出すようにしてください。例えば「FUJI」なら「FUJI」の系列のラボへ、「Kodak」なら「Kodak」の系列のラボへ出してください。というのも、やはり違うメーカーですと現像液や印画紙の関係で同じメーカーよりもやはり品質は落ちてしまうからです。たいてい店頭に大きな看板やのぼりが出ていますが、お店の人に聞くのが一番ですね。もしくは仕上がったプリントの裏にメーカー名が書いてありますので、確認できると思います。

3.プリントする

 現像の終了したフィルムはネガフィルムの場合は、フィルムを見ただけでは正しい像の色を確認することはできないので、プリントをしなくてはなりません。大抵のラボでは現像すると同時にプリントをしてくれます。これは「同時プリント」と呼ばれています。「同時プリント」あくまでオペレーターの判断で色の濃さを決めていますので、必ずしも撮影者本人の期待する色でない場合がありますので、そのプリントを元に、「もっと濃く」「もう少し薄く」といった色の指定をつけてもっとも適した色に仕上げていきます。気に入った写真は希望の大きさに「引き伸ばし」をすることで大きな写真にすることもできます。また同じネガから沢山のプリント複製することを「焼き増し」と呼びます。

※余談ですが、カラーネガフィルムで理想的な仕上がりを追求するのはとても時間とお金がかかるものなのです。一方のポジフィルムであれば、撮影の瞬間にすべてが決まるので、ある意味とてもコストパフォーマンスの高いフィルムとなります。この辺りのことについては後日取り上げてみましょう。

 一方のデジタルカメラの場合は、撮影した画像データをパソコンに取り込み、ご自宅のプリンターで希望するサイズで「プリント」します。最近ではデジタルプリントを受け付けるラボも増えていますが、やはり自宅でプリントできるのは楽ですね。さらに市販されるプリンターは低価格でそれでいて性能も高いので、今や写真印画紙に引けをとらない仕上がりが期待できるようになりました。
プリントで仕上がった写真をどのように活用するのか・・・そこも写真を趣味にする上での楽しみですよね。

最後に、プリントが終了しても「現像済みのフィルム」は大切に保管してください。この「現像済みフィルム=原版」さえあれば、後でいくらでもプリントにすることができます。「原版」はこの世に一つしかないのですから。

前へ TOPページに戻る 「写真・カメラの基礎知識」目次へ 次へ

※当サイトにおけるすべてのコンテンツの著作権は管理人tomozoが所有しています。
  無断転載は固くお断りさせていただいています。ご了承ください。